2月、下北沢コンシェルジュゆりおちゃんに逢いに行った夜、迷路みたいな路地裏を案内してくれた
いりくんだ路地をくねくね歩きながらあちこちキョロキョロ気にしながらクンクンする私たちは
まるで小さくなって野良猫になって散歩してるような気分
少し寂れたここらも往年は賑やかだったんだろうな
肩がぶつかる細い道幅、商店の溢れかえる物品、ごったがえす人たち、あちこちのお店からの威勢のよいかけ声
一瞬人や街が大きく迫ってきて、フワッとそんな風景がよぎった
今ここはシャッターが閉まっていて誰もいないのに
街の持ってる記憶
ここはもう無くなっちゃうんだよ
寂しそうにゆりおちゃんが呟いたその横顔がやけに切なくて、私になんか出来ることないかなって
せめて絵に残しておこうと描いてみた
ゆりおちゃん、後で送るからね
みんな、彼女の愛してる下北沢の迷宮を無くならない今のうちに行っといて‼
以下ゆりおちゃんの日記です
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戦後の闇市から始まった、下北沢駅前の食品市場。
〃迷宮下北沢〃の象徴みたいな場所で、下北沢を映した数多くの映画に登場した場所。
たくさんの名物下北沢ピープルを生んで、毎日朝と夜の感覚のない人たちが集い、歌い、呑んで、お店のママやマスターに説教され、みんなで笑い慰めあい、独特の風情と文化が生まれた場所。
少しずつ壊されて、お店がなくなって、人が去って、そして四月にクローズです。
無くなる前に見に来てくれたら嬉しい。東京の文化遺産です。
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