生ぬるい南国の冬の夜

 

暗闇にかすかな小さな光の点を探し歩くと 真っ暗な世界もどんどん華やかに広がってく

 

微かな光


見えない道路、光る水溜まり
照らしだされる木々のかたち
私たちのかたち

合間から覗いてる月、見つけ出してどこまでもついてくる月
暗闇の中に伸びていく私の真っ黒な影。

 

いっそ光なんてなければいいのに
世界が優しくて この世に期待をしてしまう
過ぎ去っていったものは帰ってこないのに
どんなに生ぬるくてもいまはやっぱり冬

逢いたいな
逢いたいな
逢いたいな

いますぐここに。

電照菊電照菊電照菊